四角錐の体積の求め方:「1/3を掛ける理由」を図解でスッキリ解説

四角錐の体積の求め方:「1/3を掛ける理由」を図解でスッキリ解説

四角錐の体積の求め方:「1/3を掛ける理由」を図解でスッキリ解説の重要ポイントをご紹介します。役立つ情報が満載です。

ここで、実戦力を鍛えるための四角錐体積計算問題まとめとして、難易度別の2問にチャレンジしてみましょう。

【基本問題】
底面が縦 $4\text{ cm}$、横 $7\text{ cm}$ の長方形で、高さが $9\text{ cm}$ の四角錐の体積を求めなさい。
【解法】
底面積 $S = 4 \times 7 = 28\text{ cm}^2$
体積 $V = \frac{1}{3} \times 28 \times 9 = 28 \times 3 = \mathbf{84\text{ cm}^3}$

【標準問題】
底面が1辺 $4\text{ cm}$ の正方形で、側面がすべて底辺 $4\text{ cm}$・斜辺 $6\text{ cm}$ の二等辺三角形で構成される正四角錐の体積を求めなさい。
【解法】
底面正方形の対角線の半分は、$(4\sqrt{2}) \div 2 = 2\sqrt{2}\text{ cm}$。
三平方の定理より、高さ $h = \sqrt{6^2 - (2\sqrt{2})^2} = \sqrt{36 - 8} = \sqrt{28} = 2\sqrt{7}\text{ cm}$。
底面積 $S = 4 \times 4 = 16\text{ cm}^2$。
体積 $V = \frac{1}{3} \times 16 \times 2\sqrt{7} = \mathbf{\frac{32\sqrt{7}}{3}\text{ cm}^3}$

【プロの結論】数学的思考力を伸ばす人と伸び悩む人の決定的な違い

空間図形の学習において、単に公式の数字の当てはめを繰り返しているだけの学習者は、少し図形の向きが変わったり切断されたりした途端に対応できなくなる傾向があります。一方で、高い数学的思考力を身につける学習者は、「立体を2次元の平面(直角三角形や断面図)に落とし込んで切り取る力」と「公式の背景にある体積比の直感」をセットで身につけています。

「なぜ1/3なのか」「どこに直角が隠れているのか」という構造の本質を掘り下げるアプローチこそが、高校数学のベクトルや微積分にまで通じる本物の幾何センスを養う最短ルートです。

阿部 裕樹
Author

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。