大手化粧品メーカーや皮膚科クリニックが実施した肌測定調査データによると、20代から40代の女性で「自分はオイリー肌・ニキビ肌だ」と自認している被験者のうち、実に約74%が角層水分量不足に陥っているインナードライ状態だったという報告が相次いでいます。現場のカウンセリングでは、「テカリが恥ずかしいから」と過剰なケアに走った結果、トラブルを悪化させてしまった切実な声が数多く寄せられています。
SNSや美容コミュニティにおける実際の口コミ分析でも、インナードライ肌に陥った利用者の行動パターンには明確な共通項が存在します。「1日に何回もあぶらとり紙で皮脂を吸着していた」「スクラブ洗顔や洗浄力の強いクレンジングオイルでダブル洗顔を徹底していた」「ニキビが怖くて乳液やクリームを完全に断ち、化粧水しか使っていなかった」といった極端な脱脂行動です。
皮膚科学において、皮脂膜を根こそぎ奪い去る行為は、自らバリアを破壊して経表皮水分蒸散量(TEWL)を急上昇させる自殺行為に他なりません。肌は奪われた油分を補うために、直前の分泌量を上回る勢いで皮脂を再分泌します。この「落とす→乾く→過剰分泌する→さらに落とす」という乾燥スパイラルこそが、現代人を悩ませるテカリの元凶です。