インターネット上の古い情報や誤解に基づき、現地で思わぬ失敗をする旅行者が後を絶ちません。現場取材で判明した代表的な落とし穴を解説します。
第1の盲点は、「階下コースでもお茶やお菓子の接待がある」という思い込みです。お茶と茶菓(せんべいまたは坊っちゃん団子)が振る舞われるのは、二階席または三階個室を利用した場合のみです。1階の神の湯 階下コースは純粋な入浴のみであり、脱衣所と浴室以外の滞在スペースはありません。
第2の盲点は、「又新殿は誰でも見学できる」という誤解です。天皇専用の浴室である又新殿は文化財保護の観点から自由立ち入りが禁じられており、専門ガイドによる案内付き見学がセットになっているのは「霊の湯」利用コース(二階席または三階個室)の利用者限定です。神の湯コースの利用者が当日見学を追加することはできないため、コース選択時の見極めが決定的に重要となります。