猫の座り方に以下のような異変が継続して確認される場合は、単なる加齢や癖ではなく、慢性的な運動器疾患や内臓疾患を疑う必要があります。
第一に、後ろ足の配置の左右非対称性です。座った際に片側の足だけを投げ出していたり、地面に足裏をしっかりと接地させずに浮かせていたりする場合、その足の関節や肉球に炎症や外傷を抱えているシグナルです。
第二に、「祈りのポーズ」に類似した異常姿勢です。胸を床につけたままお尻だけを高く持ち上げる座り方や、背中を異常なほど山型に湾曲させてうずくまる姿勢は、急性膵炎や消化器閉塞、尿路結石による激しい腹部痛に耐えている際によく観察されます。
座り方の変化に伴い、「高い段差へジャンプしなくなった」「爪研ぎの姿勢が低くなった」「ブラッシングで腰周辺を触られると怒る」といった行動変化が重複している場合、慢性関節痛がかなり進行していると判断できます。