長年親しまれてきた老舗の専門店と、SNSで話題の最新ショップが隣り合わせで暖簾を掲げる。
一見すると不揃いにも思えるこのテナント配置だが、実は計算し尽くされた空間設計に基づいている。昭和から平成、そして令和へと時代が移り変わる中で、古くからの顧客を置き去りにすることなく、Z世代や子育て世代の新しいニーズを柔軟に取り込んできた。新旧の店舗が互いの客層を循環させ、館内全体に絶え間ない人の動きを作り出している。均一化された大型ショッピングモールには真似できない、深みのあるカオスと安心感がここには共存している。