現地を訪れる旅行者や通勤者が持つべき防衛策は、過度な自粛ではなく「正確な情報への即時アクセス」だ。箱根を訪れる前に、スマートフォンには信頼性の高い情報ツールを備えておかなければならない。特にYahoo!天気・災害の火山情報通知や、NHK防災アプリのプッシュ通知設定は必須の自衛手段となる。
現地で行動する際は、自治体や警察、消防が発信する防災・危機管理情報に常にアンテナを張っておく必要がある。万が一大涌谷周辺で緊急サイレンや退避放送が鳴った場合、以下の行動が明暗を分ける。
第一に、噴煙や異音を確認した瞬間、迷わず大涌谷のシェルター(避難施設)へ逃げ込むか、頑丈な鉄筋コンクリート造の建物内に身を隠すこと。第二に、硫黄の臭いが急激に強くなった場合は有毒ガスが滞留している窪地を避け、風上かつ高台へ移動すること。そして第三に、箱根ロープウェイや箱根登山鉄道の運行規制情報をリアルタイムで確認し、指定された避難誘導ルートに整然と従うことだ。