地上波が自主規制の波に溺れる一方で、YouTubeやNetflix、あるいは海外発の配信プラットフォームは独自の進化を遂げている。そこでは、地上波では完全にタブーとされる過激な笑いや、かつてのバラエティを彷彿とさせるきわどい企画が日々配信され、数百万単位の再生数を稼ぎ出している。
ここで新たな議論が巻き起こる。年齢制限やゾーニングさえされていれば、かつてのような差別的表現も「表現の自由」として許容されるべきなのか。ネット空間への逃避は、地上波のクリーン化と引き換えに、社会の分断をより深刻なものにしている側面は否定できない。