あれから数年が経ち、社会における「結婚」の定義も多様化した。かつてのように「30代になったら結婚すべき」という固定観念は薄れつつある。倉科自身も、インタビューで結婚観の変化をたびたび口にするようになった。「誰かと一緒にいることだけが幸せではない」という彼女の言葉は、自立した大人の女性としての自信に満ちている。
一方の竹野内も、個人事務所を立ち上げて以降、さらに仕事へのこだわりを強めている。彼にとって、籍を入れるという手続きは、人生の優先順位の最上位にはないのかもしれない。形式にこだわらない関係性こそが、今の二人にとって最も心地よい距離感なのだろう。