近年、ネットの掲示板等で「自称進学校」と揶揄されることがある日進西高校ですが、そこには構造的な誤解と、高校選びで見落とされがちな盲点が存在します。
最大の盲点は、愛知県が導入した日進西高校の推薦選抜改革と、その後の一般入試における指定校推薦争奪戦の実態です。推薦選抜においては、中学校時代の部活動実績や生徒会活動、内申点(目安として32以上推奨)を武器に人物重視で早期合格を勝ち取るルートが確立されています。しかし、推薦で入学した生徒と、天白高校落ちのハイレベルな生徒との間で、入学直後から「基礎学力の二極化」が発生する現象が見られます。
さらに見過ごせないのが「指定校推薦」の力学です。国公立大学への進学にこだわる進学校(名東高校や昭和高校など)では、一般入試で難関国公立を目指すことが美徳とされ、私立の指定校推薦枠が余る傾向があります。しかし、日進西高校のような中堅進学校では、南山大学や愛愛名中などの優良な指定校推薦枠をめぐり、校内選考で壮絶な内申点争奪戦が繰り広げられます。
「高校に入ってから定期テストで手堅く4.0以上の評定平均を維持し、指定校推薦で早々に南山大や名城大を決めるのが最も賢い日進西の歩き方」という卒業生のアドバイスは、極めて現実的な現場の知恵と言えるでしょう。一般受験だけで国公立大学を突破しようとすると、高校側の指導スピードや周囲の学習環境とのギャップに苦しむケースが少なくありません。