かつては「大物俳優をキャスティングすれば数字が取れる」という方程式が存在した。しかし、2026年の視聴者は冷酷だ。どんなに有名な主演俳優を起用しても、脚本がつまらなければ、第1話の開始15分で容赦なく「離脱」される。
特にタイパ(タイムパフォーマンス)を重視する若い世代は、無駄な引き伸ばしやテンポの遅い演出を嫌う。今期のヒット作に共通しているのは、1話の中での情報量の多さと、予測不能な展開の速さだ。主役の知名度に頼るのではなく、純粋なストーリーの面白さと、ネットで語りたくなる「仕掛け」があるかどうかが、明暗を分けている。