なぜこれほどまでに、多くの日本人が失敗を恐れるのか。海外の言語学者や教育関係者は、日本の教育システム特有の「減点主義」と「正解至上主義」を指摘する。
欧米や東南アジアの英語学習者は、文法が多少支離滅裂であっても、堂々と自分の主張を通そうとする傾向が強い。一方で日本人は、文法的な完璧さを求めるあまり、発言のタイミングを逃してしまう。海外のメディアからは「日本の学習者は文法テストの点数は高いのに、実際の会話では驚くほど口数が少なくなる」と評されることが多い。完璧を求めすぎる姿勢そのものが、皮肉にも対話を妨げる最大の障壁となっている。