1991年、NHK連続テレビ小説『君の名は』のヒロイン・真知子役に抜擢されたとき、彼女はまだ22歳だった。戦後の混迷期を生き抜く女性を演じたその姿は、日本中の涙を誘った。凛とした佇まいと、どこか憂いを帯びた瞳。昭和の香りを残しつつも、新しい時代を感じさせる彼女の美しさは、お茶の間に強烈なインパクトを残した。
オーディションで選ばれた当初は、演技経験の少なさから批判的な声もあったという。しかし、彼女は愚直に役と向き合った。毎日の過酷な撮影スケジュールの中で磨かれた表現力は、彼女の役者人生の強固な土台となったのだ。