無事に高尾大学へ合格した後の勉三さんは、どのような大学生活を送り、どのような進路を歩んだのでしょうか。アニメ本編では、念願のキャンパスライフを満喫しつつも、試験前のレポートに追われたり、生活費を稼ぐために家庭教師のアルバイトに励んだりする泥臭い日常が描かれました。
終盤のエピソードでは、就職活動における苦闘も描かれています。連戦連敗で落ち込む姿を見せながらも、キテレツたちの知恵や発明に助けられ、持ち前の実直さを発揮して社会への第一歩を踏み出していく過程が示唆されました。勉三さんの歩みは、常にスマートとは程遠いものでしたが、一度決めた目標から逃げ出さずに食らいつくたくましさに満ちていました。
昭和から平成にかけて描かれた勉三さんのモラトリアム期間は、単なる怠惰ではなく、自己と向き合い人間的な器を広げるための貴重な充電期間だったと読み解くことができます。