日本漢字能力検定協会の過去のデータや模擬試験の採点傾向を分析すると、部首・筆順分野における「鹿」の誤答率は、級を問わず常に上位にランクインしています。
都内でペン字教室を主宰する師範関係者は、現場の実態について次のように語っています。
「30代から50代の受講生に初回実力テストで『鹿』を書いてもらうと、受講生の85%以上が1画目に点を打って書き始めます。『慶』や『塵』などの応用漢字でも同様のミスが連鎖しており、正しい筆順を伝えると『何十年も間違えて覚えていた』と大きな衝撃を受ける方が非常に多いのが実状です」
また、SNS上の学習コミュニティでも「子供に書き順を教えようとして自分が間違っていることに気づいた」「漢検の過去問を解いていて最大の衝撃だった」といった投稿が定期的に拡散されており、世代を超えた共通の盲点となっていることが浮き彫りになっています。