声の悩みを解決するために、最新のテクノロジーも動き出している。オフィス家具メーカー各社は、周囲の雑音を遮断しつつ、個人の声を適度に反響させて相手に届きやすくする「音響デザインブース」の導入を進めている。また、ウェアラブルデバイスの進化も見逃せない。
襟元に装着するだけで、超指向性のスピーカーが話者の声だけを前方の相手にピンポイントで届けるスマートバッジなどが登場している。これにより、喉に負担をかけることなく、騒がしい展示会場や工場内でもスムーズな会話が可能になった。しかし、これらはあくまで補助ツールだ。デバイスに頼り切るのではなく、自分自身の「生身の声」を磨くことの重要性は、今後も変わることはないだろう。