Q1:「酷暑」と「猛暑」に言葉としての厳密な意味の違いはありますか?
A1:国語的な意味合いとしてはどちらも「耐えがたいほどの激しい暑さ」を指し、本質的な違いはありません。ただし気象情報においては、35℃以上を指す正式な予報用語が「猛暑日」であり、「酷暑日」は気象庁の公認用語ではなく民間機関が提案した俗称という位置づけになります。
Q2:気象庁が「酷暑日」という言葉を正式採用しなかった理由は何ですか?
A2:2007年の用語策定時に一般アンケートを実施した結果、「猛暑日」を支持する声が全体の約半数を占め、「酷暑日」の支持率を大きく上回ったためです。当時から「酷暑」も候補として有力視されていましたが、最終的には親しみやすさや語感の分かりやすさから「猛暑日」に一本化されました。
Q3:最高気温40℃以上の日は日本でどれくらい増えているのですか?
A3:2000年代初頭までは40℃以上の観測例は極めて稀でしたが、2010年代以降は埼玉県熊谷市、静岡県浜松市、群馬県伊勢崎市、栃木県佐野市などで40℃超が相次いで記録されています。観測地点や発生頻度は過去20年で急増しており、もはや「数年に一度の珍事」ではなく毎年警戒すべき現実となっています。