境内で「急に時計が止まった」「風もないのに鈴が鳴った」「身体が軽くなった」といった不可思議な現象を体験する参拝者は多い。そうした事象に遭遇した際、むやみに恐れる必要はないが、浮ついた好奇心で接することは厳禁だ。聖域への敬意を欠いた振る舞いは、山の神々の意に反する行為とされる。鳥居をくぐる前には必ず一礼し、参道の真ん中(正中)を避けて端を歩くという基本動作を徹底したい。
手水舎で心身を清めた後、拝殿前では「二拝二拍手一拝」の作法を守り、個人的な欲望をぶつけるのではなく、日頃の無事への感謝と謙虚な祈りを捧げるのが望ましい。特に玉置神社においては、境内での写真撮影や大声での雑談は厳しく慎むべきだ。スマートフォンの画面越しではなく、自らの五感でその場の空気を感じ取り、自然と神霊に対する深い敬意を保つことこそが、秘境の社から真のエネルギーを拝受する唯一の道である。