愛知私学4強の実績を語る上で欠かせないのが、甲子園の舞台で残してきた驚異的な数字です。4校が積み上げた甲子園通算勝利数と優勝回数は、全国の他都道府県を圧倒しています。
まず筆頭に挙げられるのが中京大中京です。甲子園春夏通算勝利数は130勝以上を記録し、夏の全国制覇7回、春4回と、通算11度の全国優勝はいずれも全国歴代最多の金字塔。2009年夏の堂林翔太(現・広島)を擁した全国制覇は、今なお高校野球ファンの記憶に鮮烈に残っています。
続いて「春の東邦」の異名をとる東邦高校は、センバツ優勝回数が歴代単独トップの5回を誇ります。昭和最後(1989年)と平成最後(2019年)のセンバツをいずれも制覇し、時代の節目に強さを発揮する勝負強さは伝統の賜物です。
緻密なバント練習と巧みな試合運びで知られる愛工大名電は、2005年センバツで全国制覇を達成。近年は強力打線を前面に押し出すスタイルへと進化を遂げ、夏の愛知大会でも抜群の安定感を誇ります。そして古豪・享栄高校も春夏通算で30回以上の甲子園出場経験を持ち、戦前から昭和の高校野球界を牽引してきました。
これら4校が獲得した全国タイトルは計17回に達し、愛知私学4強の歴史はまさに甲子園春夏の戦績における最高峰の歴史そのものです。