メロフォンを演奏する上で多くのプレイヤーが直面するのが、メロフォンのマウスピース互換性の問題です。メロフォンには専用の「メロフォン用マウスピース(トランペットシャンクに近いストレートなカップ)」が存在しますが、ホルン奏者が持ち替える場合はホルン用マウスピースにアダプター(変換スリーブ)を装着して演奏するケースも多々あります。
専用マウスピースを使うと立ち上がりがシャープで遠達性のある音色になり、ホルン用を使うとよりまろやかでシンフォニックな響きに近づきます。どちらを選ぶかは、バンドの求めるサウンドや個人のアンブシュアに合わせて選択するのが鉄則です。
安定した演奏を目指すメロフォンの吹き方のコツは以下の3点に集約されます。
第一に「十分な息のスピードを維持すること」です。管が太くベルが大きいため、トランペット以上に太く速い息を吹き込まないと音程がぶら下がりやすくなります。第二に「第1・第3抜差管でのピッチ補正」です。F管特有の音程のクセ(特に実音DやC♯など)を意識し、トリガーを使ってこまめに微調整しましょう。第三に、パレードやドリル時でもベルを下げず、観客席のトップスタンドに向けて水平よりやや高めに構えるフォームを身体に覚え込ませることが重要です。