東大が全学を挙げて推進するダイバーシティ改革の影響は、高校別の合格実績にもはっきりと現れています。東大合格者数の女子校ランキングでは、桜蔭高校が70名前後を記録して独走を維持し、女子学院や雙葉、豊島岡女子学園、フェリス女学院などが続いています。
桜蔭をはじめとする上位女子校では、文類だけでなく理一・理二、さらには理三への進学者が高水準で推移しており、女子生徒の理系シフトが実績を押し上げています。また、豊島岡女子学園のように科学研究やコンテストに力を入れる学校の台頭も顕著です。
この変化を加速させているのが、定着が進む東大学校推薦型選抜の合格者数です。一般選抜では測りきれない卓越した探究実績や国際活動、卓越した数学・プログラミング能力を持つ生徒を評価するこの枠組みにおいて、全国各地の高校から特色ある合格者が誕生しています。推薦選抜を活用して東大への扉を開く地方校や女子校が増加したことで、従来のペーパーテスト偏重の序列に風穴が開きつつあります。