劇中でたびたび登場するサイバー空間での攻防。13話では、モニター組織の残党が実行したとされる大規模なデータ漏洩事件の全貌が明かされた。
事件の鍵を握るのは、暗号コード「F-728」の解読だ。乃木の中に眠るもう一つの人格「F」と同じ文字を冠したこのコードは、実は乃木自身が数年前に構築した別班の緊急事態プロトコルであった。モニター側が乃木のブレインを模倣して作り上げたAIアルゴリズムだったのか、それともFという人格そのものが過去のサイバー作戦によって植え付けられた人工的なトラウマだったのか。ITサスペンスとしての『VIVANT』の真骨頂が、この13話のハッキングシークエンスに詰め込まれている。