有力馬の明暗を分けた決定的要因は、前半1000メートルの通過ペースと、3コーナーから4コーナーにかけての息の入れ方にありました。レースラップタイムを時系列で検証すると、前半1000mは60秒2という平均ペースで推移したものの、中間地点で意図的なラップの落ち込みが発生していました。
このペースの緩急に対し、道中で折り合いを欠いてスタミナをロスした先行馬が直線の坂で苦杯を舐める一方、鞍上の指示に素直に従い中団で脚を溜めた優勝馬は、ラスト400メートルからの瞬発力勝負で見事に抜け出しました。直線で馬群を割る際のスムーズな進路取りも、勝敗を分けた決定打となっています。