ネット上では「バフェットが買った銘柄をそのまま真似して買えば勝てる」という言説が散見されますが、ここには重大な落とし穴が潜んでいます。
第一の盲点は「時間軸と資金構造の違い」です。バークシャーは保険事業から生み出される無利息の滞留資金(フロート)と低利の社債を原資としており、何年株価が低迷しても売りを急ぐ必要がありません。一方、個人の余剰資金や信用取引では、暴落時にポジションを維持できなくなるリスクがあります。
第二の盲点は「情報のタイムラグ」です。バークシャーの大量保有報告書やSEC提出書類が公開された時点で、株価はすでに大幅に上昇しているケースが多く、高値掴みになりやすい点に留意しなければなりません。
【プロの結論】バフェット流日本株投資に向いている人・慎重になるべき人の判断基準
バフェット氏の投資手法を自身の資産形成に取り入れるべきか否かは、投資家自身の性格と資金の性質によって明確に分かれます。
- 向いている人:5年〜10年以上のスパンで配当金を再投資し、株価の乱高下に動じず「企業のオーナーとして利益を享受したい」長期インカムゲイン志向の投資家。
- 慎重になるべき人:数ヶ月〜1年以内の短期的な株価上昇で利益を確定させたい人や、レバレッジをかけて短期トレードを行う人。