鳩山由紀夫氏の政治姿勢を理解する上で欠かせないのが、その比類なき血統とアカデミックなバックグラウンドです。
祖父は自民党初代総裁であり日ソ国交回復を果たした元首相の鳩山一郎氏、父は外務大臣を務めた鳩山威一郎氏、そして実弟には法務大臣や総務大臣を歴任した故・鳩山邦夫氏がいます。母方の祖父はブリヂストン創業者の石橋正二郎氏であり、日本の政財界において「華麗なる一族」と称される特権的家系に生まれ育ちました。
また、学歴においても極めて異色の経歴を持っています。東京大学工学部を卒業後、米国スタンフォード大学大学院へ留学し、オペレーションズ・リサーチ(OR)のPh.D.(博士号)を取得。帰国後は専修大学等で助教授を務めた元学者であり、論理的思考と確率論的アプローチを政治に持ち込もうとしたエンジニア型政治家でした。夫人の鳩山幸氏は、そのユニークな感性と明るいパーソナリティでメディアの注目を浴び、首相就任時にはファーストレディとして外交の場に同行しました。