庭の畑がなくても、日当たりの良いベランダや軒下があればほうれん草のプランター植え方をマスターすることで十分な量を収穫できます。
プランター選びと用土のセッティング
ほうれん草は直根性(主根が地中深くまっすぐ伸びる性質)を持つため、浅すぎる容器は根詰まりの原因になります。深さ15cm以上、横幅60cm前後の標準プランターを用意してください。
用土は市販の「野菜用培養土」で問題ありませんが、安価な土はpHが未調整の場合があります。袋の裏面を確認し、pH 6.0〜6.8程度に調整済みのものを選びましょう。プランター底に鉢底石を2〜3cm敷き詰めた後、上部から2cmほど下まで培養土を入れます。
プランターでのまき方と水やり管理
60cmプランターの場合、列と列の間を12〜15cm空けて2条の筋まきにします。深さ1cmの溝を指先や割り箸で作り、1.5cm間隔で種をまいて軽く土を被せ、手で押さえます。その後、プランター底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりを行ってください。
ほうれん草の肥料・追肥のやり方とタイミング
プランター栽培は土の容量が限られるため、水やりとともに肥料分が流亡しやすい傾向があります。追肥の過不足は葉の色や食味に直結します。
- 1回目の追肥(本葉3〜4枚の頃):1回目の間引きを終えたタイミングで、株元周辺に化成肥料(8-8-8)をプランター全体で10g程度均一に施し、土と軽く混ぜ合わせながら株元に土を寄せる「中耕・土寄せ」を行います。
- 2回目の追肥(本葉5〜6枚の頃・収穫の2週間前):葉色が薄くなっている場合のみ同量を追肥。葉色が濃い緑を保っている場合は、窒素過多によるエグみ(シュウ酸増加)を防ぐため追肥を控えます。