ネット上で頻繁に飛び交う「新宿高野フルーツパーラーの予約がまったく取れない」という噂。この言説を深掘りすると、店舗の利用形態に関する決定的な誤解が存在することが浮かび上がってきます。タカノフルーツパーラー 新宿本店5階には、性質の異なる2つの空間が併設されています。
第一に、看板メニューのパフェやアラカルト、サンドウィッチを提供する「タカノフルーツパーラー(通常席)」です。結論から言えば、通常のフルーツパーラー席は事前の日時指定予約を受け付けていません。入店には当日店頭の受付発券機で整理券を取得し、順番を待つシステムが採用されています。「Web予約サイトを探しても予約枠が見つからない」というユーザーの戸惑いが、「予約が取れない」という噂へと転化して広がったのが実態です。
第二に、同じフロア内でカットフルーツ食べ放題とアフタヌーンティーを提供する「タカノフルーツティアラ」です。こちらは完全Web予約優先制となっており、毎月指定の日時に翌月分の予約受付が一斉に開始されます。週末や祝日、特定のフルーツ(苺や桃など)のハイシーズンには、予約開始から数分で満席となることも珍しくありません。つまり、「通常席はそもそも事前予約が存在しない」「ティアラ席は凄まじい争奪戦である」という2つの異なる事実が混同され、ネット上の混乱を生み出しています。