兄弟にとって最大の転機であり悲劇となったのが、2010年5月の母親の突然の逝去でした。コンサートツアーの公演日直前、買い物先で倒れ、50歳という若さで帰らぬ人となった母。当時29歳だった横山さんは、深い悲しみを抱えながらも「自分がこの子たちの親にならなければならない」と固く決意します。
横山さんは弟たちの将来を誰よりも案じ、自分自身が学歴で苦労した経験から「弟たちには学びたいことを諦めさせたくない」と強く願っていました。次男の専門学校費用、そして三男の大学進学にかかる学費や生活費を全額支援し、経済的・精神的な大黒柱として弟たちを支え続けたのです。
兄の背中を見て育った三男の充さんは猛勉強を重ね、超難関国家資格である税理士試験に合格しました。後にテレビ番組でこの事実を明かした横山さんは、誇らしげでありながらも「弟自身の努力の結果」と謙虚に語り、弟への深い敬意を表しています。