幸福の科学と芸能人の関わりを紐解く上で、昭和を代表する女優・歌手である小川知子の存在を欠かすことはできません。彼女は、教団の草創期から信者であることを公言し、その知名度を前面に出して教団の拡大に寄与した最大の功労者です。
特に歴史的事件として語り継がれているのが、1991年の「講談社フライデー事件」です。写真週刊誌『フライデー』に掲載された大川隆法総裁に関する記事に激怒した教団側が、講談社前で大規模な抗議活動を展開。その際、抗議隊の先頭に立ってマイクを握り、メディアの不当性を涙ながらに訴えたのが小川知子でした。作家の故・景山民夫氏らとともに繰り広げたこのデモ活動は、新興宗教と著名人の結びつきを世間に決定づけた象徴的な出来事となりました。
芸能界という世界は、常に人気の浮き沈みや将来への不安、過激な競争に晒される特殊な環境です。そのため、精神的な安定や魂の救済を求めて信仰に惹かれる表現者は少なくありません。小川知子以降も、俳優や声優、クリエイターなど水面下で教団に帰依した著名人は複数存在するとされ、芸能界の一角に確固たる信者ネットワークが形成されていきました。