山頂までは目指さないものの、富士山特有の雄大な火山地形を体感したいハイカーから圧倒的な支持を集めているのが、富士宮口五合目を起点とする宝永山ハイキングです。
江戸時代の宝永大噴火(1707年)によって形成された巨大な「宝永火口」の縁を歩くこのコースは、五合目から宝永第一火口縁まで片道約40分〜50分、火口底を経由して宝永山山頂(標高2693m)まで登っても往復約3時間前後という手軽さが魅力です。
すり鉢状にぽっかりと開いた火口のスケール感は圧巻で、赤黒い溶岩礫が広がる月面のような異世界を体感できます。足元は細かな砂礫(火山灰・スコリア)で滑りやすいため、スニーカーではなく足首を固定できるハイキングシューズと、小石の侵入を防ぐスパッツ(ゲイター)の装着をおすすめします。