あの異次元のクオリティは一体どのようにして生み出されているのでしょうか。くっきー!が明かしているメイクのプロセスと道具の選び方には、独自のこだわりが詰め込まれています。
主に使用されているメイク道具は、決して高級品ばかりではありません。
- 三善(みつよし)のクラウンカラー・グリースペイント:舞台用・歌舞伎用として使われる本格的なドーラン。真っ白な下地を均一に作るための必須アイテムです。
- 市販のアイライナー&リキッドファンデーション:顔のシワや陰影を描き込むために、濃淡の異なる複数のコスメを使い分けます。
- 100円ショップのコスメ・油性マジック:細かいハイライトや極太のシワを描く際、あえてチープな質感のペンを用いることで、独特の粗削りな生々しさを演出します。
- 小道具(メガネ、カツラ、つけ耳):特徴的な記号となるパーツは、市販品を加工して本人のシルエットに極限まで近づけています。
メイクの手順は、まず顔面全体をドーランで均一に真っ白に塗りつぶすことから始まります。自分の眉毛や輪郭の境界線を消し去った後、鏡を見ながら「対象人物の骨格シワ」を黒や茶のペンで直接描き込んでいくという手法です。キャンバスとしての自分の顔に、他人の顔のテクスチャを物理的にペイントしていく作業は、まさにライブドローイングそのものです。