2015年末、惜しまれつつモーニング娘。を卒業し、海外留学へと旅立った鞘師里保。彼女が再び表舞台に姿を現した場所は、誰もが予想しなかったステージだった。BABYMETALが導入した3人のサポートダンサーシステム「アベンジャーズ」。その一人として2019年の横浜アリーナ公演で電撃登場した瞬間、会場は歓喜と驚愕の渦に包まれた。
狂いなく研ぎ澄まされたダンスのキレ、一瞬の隙も見せない圧倒的なスタミナ。アイドルシーンの頂点を極めたパフォーマンス能力が、極限の重低音サウンドと完璧に合致した瞬間だった。言葉による説明を一切削ぎ落とし、純粋な身体表現だけで観客をねじ伏せる姿勢は、国内外のファンを即座に虜にした。