ドラッグコスモスの店内に足を踏み入れると、まず驚かされるのが食料品売り場の広さとその価格設定です。一般的なドラッグストアの食品売上比率が2〜3割程度にとどまる中、コスモス薬品では売上高の約6割を食品が占めています。もはや「薬も買えるディスカウントスーパー」と呼ぶのが実態に近い業態です。
同社が掲げる根幹戦略は、特売日を作らず毎日同じ低価格で提供する「EDLP(エブリデイ・ロープライス)」です。日替わりの特売を行わないため、価格変更に伴う値札の貼り替え作業や在庫管理の手間が大幅にカットされます。この徹底したローコストオペレーションによって浮いたコストが、そのまま商品の販売価格引き下げ原資となっているのです。
さらに、全店舗の売り場レイアウトをほぼ同一に揃える「標準化」を推進。どの店舗でも同じ場所に同じ商品が並ぶため、本部主導での大量一括仕入れが可能になり、メーカーとの価格交渉力を極限まで高めています。