『鬼平犯科帳』歴代キャスト総まとめ!吉右衛門から幸四郎まで徹底比較

『鬼平犯科帳』歴代キャスト総まとめ!吉右衛門から幸四郎まで徹底比較

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『鬼平犯科帳』の映像化において、主人公である「鬼の平蔵」こと長谷川平蔵を務めた名優は、テレビ・映画を通じて主に5名の看板俳優が存在します。単なる配役交代にとどまらず、歌舞伎界の名門・高麗屋と播磨屋の芸道と血脈が深く関わっている点が本作の際立った特徴です。

1969年に初めてテレビドラマ化された際、原作者の池波正太郎が「平蔵はこの人しかいない」と熱望して主演に迎えたのが、初代松本白鸚(当時:八代目松本幸四郎)でした。池波正太郎自身が初代白鸚の面影を重ねて原作を執筆していた経緯があり、品格と威厳に満ちた平蔵像はここで決定づけられます。

その後、NET(現テレビ朝日)版で丹波哲郎、テレビ朝日版で萬屋錦之介がそれぞれ重厚かつ鋭利な平蔵を演じ、独自の存在感を示しました。そして1989年、フジテレビ系列でスタートしたのが、初代白鸚の実子である二代目中村吉右衛門版です。吉右衛門版は全9シリーズ、スペシャルドラマや映画を含めて全150本が制作され、約28年間にわたって国民的な支持を獲得しました。

吉右衛門の没後、池波正太郎生誕100年記念作品としてバトンを受け継いだのが、初代白鸚の孫であり吉右衛門の甥にあたる十代目松本幸四郎です。叔父の偉大な背中を追いつつも、切れ味鋭い殺陣と人間味あふれる情愛を同居させた新たな平蔵像を確立し、歌舞伎の芸と魂が見事に受け継がれています。

伊藤 翔太
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伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。