動画サイトや海外のDIYメディアを見て「自分でもガレージや一室を塗れるのではないか」とレジン床DIYに挑戦する愛好家が増加しています。しかし、結論から言えば、本格的な厚膜レジンフロアのDIY施工は極めて難易度が高く、失敗のリスクと隣り合わせです。
初心者が直面する第1の関門が「主剤と硬化剤の混合ミス」です。エポキシ樹脂は化学反応によって硬化するため、規定の重量比を数パーセントでも誤ったり、容器の底まで均一に撹拌しきれていなかったりすると、何日経ってもベタつきが残る「未硬化事故」を引き起こします。
第2に「気泡の大量発生」が挙げられます。樹脂を撹拌する際や床に流延する際に巻き込まれた空気を抜くには、専用のスパイクローラーやバーナーによる迅速な脱泡処理が欠かせません。作業に手間取ると、樹脂の粘度が上がって気泡が内部に閉じ込められ、無数のクレーターが表面に残ってしまいます。
さらに「可使時間(ポットライフ)の制限」「室温・湿度の管理不足」「換気と防毒マスクの不備」といった落とし穴もあります。特に夏場は混合後の発熱反応が早く、容器の中で樹脂が急激に固まり始めるため、焦って塗り広げた結果、著しい塗りムラが生じるトラブルが後を絶ちません。