望月理恵がかつて伴侶に選んだのは、バーベキュープロデュースなどを手掛ける一般男性だった。2003年の結婚発表時、明るい家庭像を語っていたふたりの生活は、12年という月日を経て2015年に静かに終止符を打つことになる。ワイドショーや芸能ニュースを賑わせたこの電撃離婚劇だったが、不倫や金銭トラブルといったスキャンダラスな火種は一切報じられなかった。
破局の核心にあったのは、互いがキャリアを追求する過程で生まれた、生活リズムと価値観の些細なすれ違いの蓄積だ。彼女自身、過去の対談やエッセイの中で、子供を授かるための妊活に真摯に向き合い、葛藤した日々があったことを率直に明かしている。授かることのできなかった命への想い、そして年齢を重ねるごとに明確になっていった「夫婦としての未来図のズレ」。ひとつの形に固執するのではなく、互いの人生を尊重するために下した結論こそが、あの離婚だったといえる。