世間が最も関心を寄せた「RIZINという舞台で本当に八百長が行われたのか」という核心について、結論から言えば「プロモーションぐるみの八百長ではなく、選手間での私的な申し合わせを利用した心理戦(騙し討ち)」が真相です。
シバター選手は格闘技のルール上にある「相手の警戒を解くためのブラフ(心理工作)」の延長としてこの取引を持ちかけ、本番でそれを完全に裏切る戦法を取りました。プロレス的なエンタメ感覚と勝負への執念が生んだ歪な戦術だったと言えます。
一方で、久保選手はプロ格闘家でありながら対戦相手の甘言に乗り、真剣勝負の舞台に私的なプロットを持ち込んでしまった点で、致命的な油断と判断ミスを犯しました。勝敗を売買する古典的な八百長とは異なるものの、競技の公明正大さを著しく損なう行為であったことは否定できません。