でえたらぼっちの正体とは?富士山伝説と全国に残る足跡の真相

でえたらぼっちの正体とは?富士山伝説と全国に残る足跡の真相

でえたらぼっちの正体とは?富士山伝説と全国に残る足跡の真相とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

でえたらぼっちの伝承で最もスケールが大きく、民俗ファンを唸らせるのが「富士山・琵琶湖伝説」です。昔、でえたらぼっちが「日本一高い山を造ろう」と思い立ち、近江国(現在の滋賀県)の土をごっそりとスコップで掘り起こし、駿河国(静岡県)へと運んで積み上げました。その土が高く盛り上がってできたのが霊峰「富士山」であり、土を掘り取った大穴に水が溜まってできたのが「琵琶湖」だと伝えられています。

この伝承にはさらにユニークな後日談が各地に付随します。富士山へ土を運ぶ途中に天秤棒が折れ、両桶からこぼれ落ちた土が山梨県の「八ヶ岳」になったという話や、富士山と背比べをして負けた八ヶ岳を怒って叩き割ったため八つの峰になったという伝承です。

さらに長野県の上高地にある大正池や群馬県の榛名湖、赤城山周辺にも、でえたらぼっちが腰掛けた跡や、山と山を跨いだ際の股裂き伝説が残されています。大地そのものを自在に改変するそのスケールは、単なる怪物という枠を完全に超越した、まさに大地母神や土木神の領域に達しています。

田中 結衣
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田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。