東京を代表する三大花火大会において、当日の動向で特に注視したいのがチケット事情と観覧環境の差異だ。それぞれの大会には明確な特徴がある。
まず、下町の夏の風物詩である隅田川花火大会は、第1会場(桜橋下流〜言問橋上流)と第2会場(駒形橋下流〜厩橋上流)の2地点から打ち上げられる。公道や橋梁上は立ち止まり禁止の完全一方通行規制が敷かれるため、「歩きながら見る」スタイルが基本となる。協賛者席以外の当日フリー観覧は壮絶な場所取り争いとなるため、夕方前の現着がボーダーラインだ。
一方、都心ど真ん中で開催される神宮外苑花火大会は、神宮球場や秩父宮ラグビー場などの施設内が有料観覧席として機能する都市型イベントだ。こちらはアーティストのライブパフォーマンスも兼ね備えており、「神宮外苑花火大会 当日券・混雑状況」を追うファンも多い。当日券は、前売りの残席状況に応じてWEBプレイガイド(チケットぴあ等)や球場窓口で正午から若干数販売されることがあるが、開演前には即完売することが通例となっている。
そして江戸川区花火大会(市川市側との共催)は、広大な江戸川河川敷を埋め尽くす圧倒的な動員数を誇る。オープニング5秒間の1,000発一斉打ち上げなど見どころが多く、最寄り駅周辺は16時を過ぎると身動きが取れなくなるほどの混雑ピークを迎える。