注目の八木原亜麻被告の初公判が開廷されると、法廷内には被害者遺族の無念と傍聴人の緊張感が張り詰めました。冒頭の八木原亜麻被告の罪状認否において、被告は起訴事実の一部について声を絞り出すように語り始めました。
法廷で明かされた八木原亜麻被告の供述内容によると、事件の引き金となったのは被害者との間に生じていた関係の縠轢でした。「別れ話を巡るもつれ」や「過去の金銭貸借の清算」について不満を募らせた八木原被告が、友人の川村被告に相談したことが事態を急転させました。
被告人質問において八木原被告は、当初は「直接会って話し合い、謝罪をさせたりお金を返してもらったりするつもりだった」と説明。しかし、川村被告の知人である少年らが合流したことで現場の空気は一変し、エスカレートする集団暴行を前に「怖くなって止められなかった」「自分も危害を加えられるかもしれないと思った」と、当時の心境を語りました。一方で、現金を奪う認識があったか否かについては曖昧な供述を重ね、現場での主導性を否定する姿勢が目立ちました。