芸能史に残る異例の展開となったのが、2017年1月21日に行われた緊急謝罪会見です。緊迫した空気の中、詰めかけた無数の報道陣から「出来心だったのか」「相手の年齢を知っていたのか」と鋭い質問が浴びせられました。
通常、こうした不祥事の会見では事務所が用意した想定問答を読み上げ、平謝りに徹するのが通例です。しかし、極度の緊張状態に置かれた狩野さんは、あまりにも正直でピュアすぎる受け答えを連発し、会場の空気を一変させました。
「相手が10代であることに気付かなかったのか」と問われれば「野生の勘というか……」と絞り出し、激しく吹き出す汗をハンカチで拭いながら「汗が目に入って痛いだけです(涙を流しているわけではない)」と釈明。さらに「父親に報告した際の反応」を尋ねられると「うちの父は亡くなっています」と返し、厳密すぎる事実確認で記者を絶句させる一幕もありました。
「出来心や遊びだったのか」という追及に対しても、打算的に自分を守る言い訳を並べるのではなく、不器用なまでにありのままの事実を語ろうとする姿勢が如実に現れていました。罪の重大さは厳しく批判されたものの、悪意や狡猾さがまるで見当たらないその姿は、のちに「嘘がつけない男の極限状態」としてネット上で語り草になっていきます。