午前3時。一般的な飲食店がとっくにシャッターを下ろした時間帯、この店の駐車場は大型トラックや乗用車で埋め尽くされている。店内に入ると、カウンター席はほぼ満席。誰もが無言でどんぶりに向かい、太麺をすすっている。この異様な熱気はどこから来るのか。
人気の理由は、チェーン店でありながら「手作り」にこだわる姿勢にある。セントラルキッチン方式を採用せず、各店舗で丸3日間煮込み続ける豚骨スープは、独特の濃厚さとコクを生み出す。その香りは店外まで漂い、通りかかるドライバーの嗅覚を刺激してやまない。「一度ハマると抜け出せない」と言われる中毒性の秘密が、この深夜の熱気に隠されている。