第1105話のクライマックスにおいて、絶望に沈む読者を最も震撼させたのが、海軍の通信傍受シーンでした。サターン聖があらかじめエッグヘッドからの避難船を沈めるために派遣していた海軍の追撃艦隊が、「何者か」によって瞬時に壊滅させられたという報告が入ります。
通信兵の「謎の船がそちらへ向かっている!」という緊迫した叫び。この援軍とも第三勢力ともとれる船の正体について、ファンの間では主に3つの説が白熱しています。
第1の有力候補は、エルバフの巨兵海賊団(ドリー&ブロギー)です。エッグヘッド編の直前、シャンクスと共にキッド海賊団を壊滅させた巨人族の戦士たちが、ルフィの窮地を知って救援に駆けつけたという見立てです。ルフィを「太陽の神」として敬うエルバフの文化とも合致し、次なる目的地とされるエルバフ編への橋渡しとしても最も自然な流れを作れます。
第2の候補は、近海に船影が目撃されていた黒ひげ海賊団(カタリーナ・デボン&ヴァン・オーガー)です。彼らが海軍を排除したのは救出のためではなく、ベガパンクの技術や悪魔の実の能力、あるいはサターン聖の身柄を奪取するための「火事場泥棒」的な介入という見方です。
第3の候補としては、革命軍(ドラゴンやサボ)や麦わら大船団の突入が挙げられます。いずれにせよ、この未知の勢力の到着によって、海軍の一方的な殲滅戦は一気に予測不能な大乱戦へと塗り替えられることになります。