相次ぐ遅延に対して、鉄道会社側も手をこまねいているわけではない。東京メトロや相互直通各社では、AIを活用した最新のダイヤ自動修復システムや予測制御の導入を積極的に進めている。
従来は指令員が経験に基づいて手動で行っていた「運転整理(ダイヤの乱れを整える作業)」を、AIがリアルタイムの混雑度や各駅の通過データをもとに最適化。遅延が発生した瞬間に、どの列車を途中で折り返させ、どの直通運転を一時解除すべきかを瞬時に算出する。こうした技術革新により、従来であれば30分以上引きずっていた遅延のリカバリー時間が、着実に短縮されつつある。