青森県民駅伝の歴史を振り返ると、そこには幾度となく塗り替えられてきた覇権のドラマが存在します。大会創設以来、市の部では青森市が圧倒的な総合力で歴代最多クラスの優勝回数を誇り、常に大会のベンチマークとなってきました。
その青森市の牙城を崩すべく、八戸市や弘前市、むつ市、五所川原市などが独自の強化策を推進。特に実業団ランナーや大学陸上部で揉まれた地元出身選手を招聘し、地元の中高生と融合させたチーム編成により、幾度となく王座交代の波乱を起こしてきました。
町村の部においても、おいらせ町や東北町、六ヶ所村などがハイレベルな争いを継続しています。地域ぐるみでジュニア世代を育成し、世代間をつなぐタスキリレーを長年磨き上げてきた自治体が、歴代上位の常連として君臨しています。過去の記録を紐解くと、1区間での大逆転劇や、繰り上げスタート寸前で繋がった感動のタスキなど、語り継がれる名場面が数多く刻まれています。