Eggslut新宿店の閉店理由と現在|究極の卵サンド消滅の真相を追う

Eggslut新宿店の閉店理由と現在|究極の卵サンド消滅の真相を追う

Eggslut新宿店の閉店理由と現在|究極の卵サンド消滅の真相を追うの総合ガイドをご紹介します。最新トレンドが満載です。

eggslut日本第1号店として2019年9月に華々しくオープンしたeggslut新宿サザンテラス店。オープン当初は早朝のオープン前から深夜帯まで途切れることなく行列が続き、SNS上はとろけるスクランブルエッグの写真で埋め尽くされました。それにもかかわらず、営業終了へと至った背景には、単なる「ブームの沈静化」では片付けられない複数の経営的要因が存在します。

最大の要因は、オープンからわずか半年後に直面した世界的なパンデミックによる新宿駅南口エリアの人流構造の変化です。同店を運営していたのは、ジャーナルスタンダードなどを展開するアパレル・飲食コングロマリットのベイクルーズ(BAYCREW'S)。新宿サザンテラスという超一等地の高額な賃料設定は、オフィスワーカーの通勤需要、インバウンド観光客、そして休日ショッパーの高密度な往来を前提に設計されていました。

リモートワークの急速な定着によって平日のモーニング・ランチ需要が大きく目減りしたうえ、同店特有の「出来立て・半熟のシズル感をその場で味わう」という体験価値が、急速に拡大したデリバリーやテイクアウト主体の消費行動と一部噛み合わなかった点も否めません。ベイクルーズは当時、不採算部門の整理と自社ベーカリーブランド(BOUL'ANGE等)への経営資源集中を加速させており、ライセンス契約の見直しに伴い撤退の決断が下されました。現場の売上不振というよりは、劇変した都市環境における事業ポートフォリオの最適化こそが閉店の真相です。

山田 真由
Author

山田 真由

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。