現在のカミナリの代名詞といえば、石田たくみが竹内まなぶの頭を「バチーン!」と叩きながら放つ「そういえばよ!」「おめえ、〇〇だな!」という茨城弁のどつき漫才です。しかし、結成から数年間は現在と全く異なるスタイルで苦悩していました。
当初の彼らは標準語でコントを演じており、ライブでも思うような結果が出ない日々が続きます。転機となったのは、事務所の先輩芸人たちからの助言でした。事務所の先輩である永野から「普段の茨城弁で喋っているときが一番面白い」と指摘され、さらにサンドウィッチマンの富澤たけしからも漫才への転向を後押しされます。
試行錯誤の末、ネイティブな茨城弁のリズムと強烈な叩きツッコミを融合させた新スタイルを確立。これが2016年の『M-1グランプリ2016』で大爆発を起こします。無名に近いダークホースとして決勝進出を果たすと、審査員の松本人志や上沼恵美子らから強烈なインパクトを絶賛され、全国区の人気者へと一気に駆け上がりました。翌2017年にも2年連続でM-1決勝進出を果たし、実力派漫才師としての評価を不動のものにしました。