銀杏を食べたあとに嘔吐や痙攣などの異変が起きた場合、家庭内での無理な処置は避け、直ちに救急医療へつなぐ必要があります。
【家庭・現場での応急処置】
- 無理に吐かせない:痙攣中や意識が朦朧としている状態で吐かせると、嘔吐物が気管に入り窒息や誤嚥性肺炎を起こす危険があります。
- 安全な姿勢を保つ:衣服を緩め、顔を横に向けた「回復体位(横向きに寝かせる姿勢)」をとらせ、窒息を防ぎます。
- 直ちに119番通報:「銀杏を何個食べたか」「発症時刻」「痙攣の持続時間」を正確にメモし、救急隊および医師へ伝えます。
医療現場での特効的な治療法は、「ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)」の静脈注射・点滴投与です。拮抗薬であるビタミンB6を迅速に補給することで、脳内のGABA合成が再開され、抗痙攣薬(ジアゼパムなど)と併用することで発作を劇的に沈静化させることができます。早期に治療を開始できれば、多くの場合は後遺症を残さずに回復します。