この木の種類は、中南米原産の熱帯常緑高木「モンキーポッド」だ。別名「レインツリー」とも呼ばれ、雨が降り出す前や夜になると葉を閉じる独特の習性を持つ。日中の強い日光を受け止めるために横へとダイナミックに広がった樹冠は、直径40メートル以上に達し、その下には巨大な日陰のオアシスが形成されている。
現地で見逃せない見どころは、正午前後の木漏れ日だ。重なり合う扇形の葉の間から差し込む光が、エメラルドグリーンの芝生に美しいモザイク模様を描き出す。春と秋の年2回、可憐なピンク色のシルクのような花を咲かせる時期には、普段の雄大な姿に華やかさが加わり、訪れる者を魅了してやまない。