ピン札手配の苦労や銀行手数料の上昇が後押しとなり、2026年のウェディングシーンで確実に存在感を増しているのが「キャッシュレス祝儀(事前のオンライン決済)」だ。
WEB招待状の送付時にクレジットカードや電子マネーでご祝儀の支払いを完了させるこの仕組みについて、20代〜30代前半の新郎新婦の満足度は極めて高い。「当日の受付で大量の現金を持ち歩く防犯上のリスクが消える」「式後に何十万円もの現金を数えて口座に入金する手間が省ける」といった切実なメリットがあるからだ。参列者側にとっても、新札探しの奔走や新調する祝儀袋、筆耕の手間から解放される。
一方で、伝統や格式を重んじる親族層や上司世代からは「祝儀袋を手渡す儀式こそが祝福の気持ちの表れ」という抵抗感も依然として存在する。そのため、2026年現在の挙式では、友人主体のパーティでは完全キャッシュレス、親戚・上司が参列する格式高い披露宴では伝統的な祝儀袋というハイブリッド運用が標準化しつつある。