視点を日本国内に移すと、また異なる景色が見えてくる。長らく国民的スポーツの座を維持してきた野球だが、少子化や少年野球チームの減少、さらには練習場所の制限といった壁に直面し、学休期の競技人口は減少傾向が続いている。世界的スターの活躍による「観戦人気」は最高潮に達している一方で、日常的にプレイする層との乖離が進む。
代わりに日本国内で着実にプレイヤーを伸ばしているのが、卓球とバドミントンだ。天候に左右されない屋内競技であり、用具のハードルが比較的低く、生涯スポーツとしてシニア層まで幅広く楽しめる点が支持されている。特にパリ2026大会以降の国際大会での日本人選手の躍進が追い風となり、社会人サークルや行政のスポーツ教室は連日満員という状況が珍しくない。